新米を美味しく食べたいなら「炊飯用の土鍋」で炊こう!
新米の美味しい季節になりましたね〜。
我が家でも、地元武川でお米作りをされている農家さん、Oさんの絶品天日干し米を
今年も無事、5袋予約して、この前一袋取りに行ってきたところです。
近くでとれたお米を、家で炊いて食べるという幸せを味わえるようになって、今年で2年目。
炊きたての新米の美味しさといったらもう・・・日本人でよかった、としみじみしちゃいます。
ところで、みなさん、お米ってどうやって炊いてます??
田舎暮らしで、
「うちにはかまどがあるから、羽釜で炊いてます」
なんてツワモノはさておいて・・・^^;
ごく普通の家庭なら、「電気炊飯器」で炊いている人がほとんどですよね。
実は、我が家は東京に住んでいる時から、ご飯は土鍋で炊いてます。
「美味しいご飯(お米)の条件」っていうと、
お米の産地とか銘柄にはこだわってる人多いけど、
炊き方は、というと「電気炊飯器」な人ばかり。
私に言わせれば、炊飯器で炊いてる時点で
「美味しいご飯」を語る資格はありませーん(笑)
魚沼産のコシヒカリだろうがなんだろうが、
所詮「炊飯器で炊いたただのご飯」でしかない。
土鍋炊きご飯歴10年の私が、
土鍋炊きご飯のメリット・デメリットについて、
熱く語ってみたいと思います。
* 土鍋炊きご飯のメリット *
1 美味しい!
なんといっても、これが一番のメリットでしょう。
土鍋で炊いたご飯は美味しい。誰がなんと言おうと、
炊飯器のそれとは比べものにならないです。
見てください、ホラ、カニの穴。お米が立ってるって、こういうことを言うんですよね。
炊きたての新米の美味しさと言ったら、甘みと旨みがあって、しっとりモチモチ・・・
ああ、私のつたないボキャブラリーでは到底説明しきれません。
本当に美味しいご飯が食べたいと本気で思うなら、とにかくつべこべ言わず、
一度食べてみるべきです。土鍋がない人はうちに食べに来てほしい(笑)
あ、ちなみに、冷めたご飯も美味しいし、食べきれなくて冷凍しても、
レンチンしてもまだまだ美味しいです。
ココもポイント高いでしょ?
2 早い!
今我が家で使ってる土鍋は、中強火で12、3分加熱、火を止めて20分蒸らし、
の計30分ちょっとでご飯が炊けます。
普通の電気炊飯器ってしばらく使ってないけど、確か40分くらいはかかりましたよね?早炊き機能でも30分じゃあ炊けないでしょ?
夕方帰ってきて、急いでご飯作りたい時も、ご飯を炊いてる間におかずをチャチャッと準備して、あっという間に炊けちゃう感じ。
3 食卓にそのまま出せちゃう
我が家では毎日、ご飯が炊けたら、食卓に土鍋用の鍋敷きを敷いたら(土鍋対応のじゃないと、例えば木の鍋敷だと、焦げちゃうことがある)、
その上にド〜ンと土鍋ごと、炊きたてご飯を出しちゃいます。
そして卓上でお茶碗に取り分け。
炊飯器だと「なんじゃそりゃ?」ですが、これが土鍋だと、
なんだかオシャレに見えるから不思議ですね。
普通の白いご飯でも炊きたての様子が見えて、それだけで食欲をそそるけど、
季節の炊き込みご飯だったりすると、それだけで豪華なおもてなしメニューになります。
季節の炊き込みご飯を土鍋で目の前に出されたことを想像してみてください。
鍋ごと食べたくなるのが人情ってもんでしょう♡
4 お米の銘柄を問わず美味しく炊ける
我が家は、東京に住んでる頃から土鍋炊きご飯を食べてましたが、
お米の銘柄にはさほどこだわってませんでした。
パパが無洗米信仰者だったから、5キロ入りの無洗米をよく買ってました。
その時安売りしてる「そこそこ美味しいんじゃないかと思う」産地のお米を選んで。
それでも、炊飯器から土鍋に変えた途端、
「ちょ、高級なお米に変えたんじゃないの?」
って驚くほどお米がおいしくなりました。
そこそこのお米でもなるべくおいしく食べたい!なら、
いますぐ土鍋ご飯に切り替えるべきです。
5 土鍋は安い!
何を隠そう、炊飯用の土鍋は安い!んですよね。
我が家で使ってる伊賀焼きの「かまどさん(3合炊き)」は定価でも1万円!
アマゾンだと8000円くらい。
探せばもっと安いとこもあるかも??
一方、電気の炊飯器は年々やたらと高機能化してて、
10万円を超える機種もバンバン出てますよね。
で、そのウリと言ったら「かまど炊き風」「羽釜炊き風」?
笑っちゃいますね。それなら最初から「直火で土鍋」で炊こうぜい!
6 丈夫で長持ち!
10万円もする電気炊飯器から見たら、
1万円の土鍋なら毎年買い換えたって元が取れそうだけど(笑)
残念ながら10年経ってもまだ壊れてません。
コスパよすぎますよねえ。
ちなみに、割れたり欠けたりしたら、部分買いもできちゃいます。
ふた・中ぶた・本体それぞれバラ売りしてるので。
バラで買っても別に割高にはならないんですよね。
全部を足すと定価になるという、良心的な価格設定。
うちも何年目かにフタの一部が欠けたので、フタだけは買いました。
部分買いできるあたりもエコで気に入ってます。
そんなわけで、大満足な土鍋ご飯ライフを送っている我が家ですが、
「強いて言えば」のデメリットをご紹介そておきましょう。
* 土鍋炊きご飯のデメリット*
1 美味しすぎて食べ過ぎてしまう
土鍋で炊いたご飯を食べたら、あまり美味しさに
「今まで食べていたご飯はなんだったんだ?」とショックを受けるでしょう。
そしてさらに、
「どうして私は今まで土鍋でご飯を炊いてなかったんだろう?」
とこれまでの人生を後悔してしまうかもしれません。
このパターンで炊飯器に戻れなくなった知人夫婦が3組います。
ごめんなさいねw
そして、特に奥さんが口を揃えて言います。
「美味しいんだけどさ、美味しすぎて食べ過ぎちゃうのよね・・・」
なので、糖質制限中・ダイエット中の方にはオススメできません。
2 かさばる!
うちの土鍋は3合炊きなので、マックス3合しか炊けません。
でも土鍋本体の大きさは5合炊きの炊飯器と同じくらい。
かさばる割には量は炊けないのは事実。
でも大家族ならともかく、うちみたいに夫婦2人+子供1人なら全く問題なしです。
昼夜ご飯食でも十分間に合います。
ただ、カレーとかおにぎりとか、ご飯をたくさん消費するメニューの日は、
ちょっと足らないことも。
ちなみに、夫婦2人なら2合炊き、子供2人以上なら5合炊きもあるので、そちらをどうぞ。
3 重い!
土鍋だから、使い終わったらその都度丸ごと洗います。
この時、重さが気になるといえば気になります。
でも、土鍋に少し水(お湯)をはっておいたらすぐに米粒汚れはゆるむので、
洗剤をつけずにスポンジで優しくこすればあっという間に綺麗になります。
洗い上げる時もちょっと重いから、落とさないように気をつけてね。
4 洗った後乾かさないといけない
土鍋は洗ってすぐには使えません。
鍋底の外側が素焼きだから、底が乾かないまま火にかけてしまうと、割れの原因になるようです。
それを防ぐためか、取説には確か「2時間乾かせ」と書いてありましたが、
10年来のユーザーからからすると、1時間ほどで大丈夫です。
保証はしませんが、我が家はそれで10年使ってるので。
・・・デメリットと言いつつ、土鍋のありがたみを強調する結果となってしまいましたが(笑)
手元に美味しい新米があって、
「これを究極に美味しく食べる方法を知りたい!」という情熱をお持ちの方。
騙されたと思って一度、土鍋で炊いてごらんなさいな。
その日から、あなたはもう電気炊飯器には戻れなくなりますけどねw